キャリアパス
前職時代 乗用車・バイク部品メーカー
大手自動車・バイクメーカーのTier1サプライヤーに新卒入社。一貫して購買業務に携わる。5年間、インドネシアに駐在するなど、グローバルな調達業務を任された。新規サプライヤーの開拓や価格交渉に留まらず、品質の安定化や仕上げ作業なども担い、現場に深く入り込むスタンスを貫いた。
三菱ふそうトラック・バス
プレス部品のバイヤーとして活躍する傍らで、大型トラックの新規開発プロジェクトにおいて、購買を取りまとめる責任者を任される。2023年には架装購買のマネージャーに。2025年からはプレス部品チームのマネージャーにアサインされ、チーム運営と調達戦略策定に取り組んでいる。
転職を決意したのは、インドネシア駐在時のこと。家族との時間を大切にするために、日本に帰国することを決意した。多忙で、残業の多い自動車業界から離れる選択肢もあったが、三菱ふそうは「残業がほとんどない」と言われたことが、決断を後押ししてくれた。本人は半信半疑だったというが、実際に繁忙期に少し残業が発生する程度。妻や子どもたちと過ごす時間を大切にできているそうだ。
バックグラウンド
ものづくりを知り尽くし
数多の困難を乗り越える。
部品調達・購買は、ただものを買うだけの仕事ではありません。海外情勢や原材料のコスト、パートナー企業の経営状況に、自然災害など、あらゆる変化の中で、定められた量の部品を適切な品質とコストで調達しなければならないのです。とくに役立っているのは、多くの「修羅場」を切り抜けてきた経験です。未曾有の被害をもたらした東日本大震災をはじめ、サプライヤーの火災や倒産、突発的な供給停止などを乗り越えてきました。
また、購買は事務系の仕事だと思われがちですが、実はそうではありません。部品供給先のものづくりや技術を理解していなければ、適切な価格交渉や品質の安定化、トラブルを解決する策を講じることもできなくなってしまいます。大学で学んだ理工学の知見と前職で身につけたプレス部品に対する知識は、現在の仕事に大きく活かされていると思います。
現在の仕事内容
購買業務の基本は
信頼関係を築くこと。
購買本部のミッションは、トラックやバスに使用される部品のサプライヤー選定や価格決定を担うことです。私が所属するチームが扱うのはプレス部品。主にシャシーフレーム、バンパー、ドア、キャビンなどに使われる金属製の外板部品を扱い、年間の購買額は250億円にもおよびます。
購買業務において、もっとも大切なことは、サプライヤーとの信頼関係を築くことです。とにかく安く買う。それだけを追求する仕事では、サステナブルなものづくりを実現することはできません。彼らのものづくりを理解し、コストの低減に努めながらも、適切な労務費添加を行い、そのビジネスを守っていく。心からの信頼がなければ、適切な価格も、安定的な供給も、高度な品質も、実現することは難しくなってしまうのです。
印象的な仕事
新車両開発プロジェクトで
購買部門全体を取りまとめる。
とくに印象に残っているのは、新たな車両開発プロジェクトに購買部門の代表として参画したことです。三菱ふそうの開発プロジェクトは、プロジェクトリーダーのもと、各部門のプロフェッショナルが集い、企画から量産までのプロセスをつくりあげます。私が担当したのは、購買本部全体のサプライヤーを選出すること。購買部門の各チームに協力を仰ぎながら、普段は扱っていない部品も担当する。それぞれに忙しいタスクを抱えているメンバーに動いてもらうのにひと苦労。コミュニケーション力や調整力を鍛えることができました。
私自身、異動によってこのプロジェクトを途中で離れることになったのですが、新たな車両が完成したときには「今でもチームの一員だと思っている。本当にありがとう」という言葉をもらえました。最高のチームで確かな価値をつくり出せた。その事実が、何よりのやりがいを感じさせてくれたんです。
三菱ふそうで働く魅力
シナジー創出によって
「Exciting!」な未来を。
三菱ふそうでは、2026年から日野自動車との経営統合が始まっています。社長はこれからの可能性について、「Exciting!」という言葉を発していましたが、当時の私はその言葉の真意をまったく理解できずにいました。
しかし、日野自動車の購買メンバーと顔合わせを行い、ディスカッションする機会を経て、私の心境は大きく変化しました。他のOEMの購買と協業する機会はこれまでにない貴重なものだと感じましたし、購買のスケールメリットによるシナジー創出など、これまでにできなかったことができるようになると実感できたのです。
これからの三菱ふそうを待っているのは、まさに「Exciting!」な未来です。そして、ここには、中途であろうと、若手であろうと、実力と姿勢を評価してくれるフラットな環境があります。仕事のアウトプットは「才能×技術×情熱」で決まるもの。三菱ふそうなら、自分の得意なことや好きなことを追求し、情熱をもって仕事に臨むことができると思いますよ。